2024.07.16
7/12(金)、映画『お母さんが一緒』が公開初日を迎えました。
さらに翌日の7/13は橋口監督のお誕生日であり、映画『お母さんが一緒』の公開初日であり、橋口監督のバースデー・イブでもあった7/12に丸の内ピカデリーにて行われた初日舞台挨拶の模様をお届けします!
温泉旅館を舞台にした物語にちなんで、橋口亮輔監督、江口のりこさん、内田慈さん、古川琴音さん、青山フォール勝ちさんは、風流で涼しげな浴衣姿で登壇! 江口さんは「気持ちがシャンとしますね」と語り、内田さんは「お姉ちゃん(江口さん)を挟んで、黄色でそろっていて、気が合っている、ぴったりな姉妹だなと思っています」とニッコリ。古川さんも「毎日、むしむしと暑いので、みんなでこういう格好ができて、お客様にも少しでも涼しさを感じていただけたら」と笑顔を見せました。
MCから本作における「爆笑ポイント」を尋ねると橋口監督は、お笑い芸人である青山さんについて「現場でも天然でボケてくれるかと思ったら、意外とものすごく真面目で(笑)」と明かしつつ、その出演シーンに関しては「どこもクスっと笑えたり、ちょっと涙を誘うところがあります」と明かし、青山さんも「普段、ちゃんと台本を読んでやるということがあまりないので、経験として楽しかったです」と語りました。
内田さんは、撮影外の楽しかったエピソードとして撮休日に「琴音ちゃんと温泉に行くことができて、水風呂にチャレンジして楽しかったです」と明かす。ちなみに“長女”江口さんは一緒に行かず、「自宅のほうが気持ちが整うということで、一度、東京に帰られていました」(内田さん)とのこと。マイペースな江口さんの行動に会場からは笑いも。
古川さんは本作について「姉たちの厄介さが魅力です」とアピール。「躍動感があるシーンが本当に多いので気持ちはいきいきと、でも、頭はどこか冷静に、みんなで無意識下で手をつなぎながら撮るようなシーンがたくさんあった気がします」と撮影の日々をふり返りました。
本作は橋口監督にとって『恋人たち』以来、実に9年ぶりの新作ですが、気になる次回作について「別の作品の脚本を書き始めましたので、何年もかからないと心に誓っております(笑)。どうぞお楽しみにしてください」とファンにとっては嬉しい報告! 作品の内容は「青春映画ですね。少年が大人になっていく話です」と明かしました。
そして舞台挨拶の翌日7月13日が橋口監督のお誕生日であることがMCから明かされると、江口さん古川さん青山さんが一斉に「せーの!」と声を揃えて・・・! 内田さんがDREAMS COME TRUEの「HAPPY HAPPY BIRTHDAY」を熱唱! 劇中の流れと同じように、歌のサプライズプレゼントが贈られたのです。それをきっかけにほかのキャストからも橋口監督への「サプライズ」がプレゼントされました。
青山さんはサプライズ“懺悔”報告として「映画をやっていて、笑っちゃうところがいくつかあったんですけど、映画を撮り終わった後のネルソンズの新ネタライブで、どうしても良いボケが出てこなくて、つい(映画の)江口さんとのシーンのやり取りを相方の和田まんじゅうと僕で、そのままやっちゃいました。すいません! おめでとうございます!」と告白&祝福。会場は大きな笑いに包まれました。
古川さんは、橋口監督のために石鹸をプレゼント。「最近、雨の日が多いですが、雨が上がった後の森の中をイメージして調合された石鹸です。監督にぜひ使っていただきたいと思って用意しました。これでさっぱりしてください」と壇上で橋口監督に手渡し。
そして、江口さんは監督のためにしたためてきたという手紙を朗読。江口さんは照れくさそうに「こんな人前で読むもんじゃないと思うので、だいぶ抜粋して読みます」と前置きし「橋口監督へ。監督、お誕生日おめでとうございます。監督は、今回の映画のリハーサル初日に『この物語は女たちが傷ついて、ケンカしあって、ボロボロになるんだけど、最後に無垢なものが残るといいね』とおっしゃいました。私は、その無垢なものを橋口監督を見て感じます。橋口さんの映画は橋口さんそのものだと思います。私は橋口さんも、橋口監督の映画も大好きです。では、お体にお気をつけて良い夏をお過ごしください」と読み上げて、手紙と花束を手渡ししました。
キャストたちからの「サプライズ」に橋口監督は「何かするんじゃないかなと思ってました…。宣伝部に『絶対にしないでね』と念を押そうと思ってたんですけど、そういうそぶりが見えなかったんで、大丈夫かなと思ってたのに(笑)」と笑いつつ、「頑張って作品を撮っていきたいです。去年の9月に撮っていたものが、今日、公開ということで、私にしてみたらすごく速いペースで公開なので、こういう感じでやっていけば、多くの作品をお届けできるかなと思います。なかなか、そうもいかないですけど(笑)頑張って撮っていきましょう。本当に素晴らしい出演者、この4人がそろったことが、何よりこの作品の要だと思いますし、本当にラッキーでした。本当に楽しい、そして良い作品になったことを嬉しく思います。ありがとうございます」と語り、会場からは大きな拍手が起こりました。
舞台挨拶の最後に江口さんは「みんなで頑張って作りました。面白い映画です。私自身、とても大好きな映画なので、楽しみにしてください」、
橋口監督は「この4人とお仕事できてよかったです。本当に忙しい4人なので『まさか!』と思ったら、江口さんが決まって、内田さんが決まって、古川さんも決まって、最後の極めつけはネルソンズ!『ダメだろう』と思ったら『決まった?』って感じで、そこからエンジンがかかったところがありました。本当にこの4人で良かったと思います」と再びキャスト陣に感謝を伝えました。
最後に、「最後まで安心してシートに座って、笑ったり泣いたりしながらご覧いただける作品になっていると思いますので、ゆっくりお楽しみください」と語り、会場は温かい拍手に包まれました。
映画『お母さんが一緒』絶賛公開中です。ぜひ映画館でお楽しみください! そして橋口監督、お誕生日おめでとうございます!